小泉政権から新自由主義が跋扈し、今なお、日本を貶め続けている。
最近気付いたが、新自由主義に抗している保守を取り込もうとする隠れ新自由主義者がいる。それは少数派ではあるが、自ら保守を標榜しながら、その実、連帯やコミュニティを考えずに事象を個の問題として捉え、日本国民の分断を狙っているのである。
特に気を付けなければならないのが、学者崩れの著述家、ジャーナリスト、評論家たちだ。
彼ら隠れ新自由主義者たちは、学術的な論調でいかにも科学においてエビデンスがあることを強調するが、視野が狭く科学を己の考えが正しいことに利用する似非科学者である。
彼らの中には、保守で大切な連帯やコミュニティの話は出てこず、個体の話をもっともらしく展開する。それは、ナチスがアーリア人の優位性を科学を盾に主張したことに酷似する。個人主義を主張するものは、我欲が強く野蛮である。十人十色を調和させることこそ人間の叡智と考える。
サピエンスは、連帯やコミュニティを創造することで食物連鎖の頂点を極めることができた。それをサルと同じに扱う時代遅れな輩が言論界に存在していることに我々、日本人は気を付けなければならない。
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