東京裁判ででっち上げられた「大虐殺」

最近、読んでるいる本に徳間書店から2020年に出版された「封印の昭和史」(以下、本書といいます)があります。
そこには、東京裁判がでたらめででっち上げのものであり、正当性が欠如していることが書かれています。その中で大東亜戦争での日本を悪にするために主な根拠として使われた南京「大虐殺」のでっち上げであり、大東亜戦争は、日本にとって生き残るための手段であって「戦時国際法」を遵守した戦いであったと世界では公然の事実となっていて、そのことを知らないのは当事者である「東京裁判史観」で洗脳された日本人だけであるという内容です。
たしかに、南京攻防戦はありましたが、日本軍は先ほど言った「戦時国際法」に則った戦闘行為はしたものの、アメリカがやった原爆投下という非戦闘員(一般市民)を無差別殺人するような行為はしてないということです。なぜ、でっち上げを東京裁判でする必要があったかといえば、ニュルンベルク裁判のシナリオを適用させたかったというのが本書の指摘です。ドイツが実行したホロコーストと同様なことを必要としたわけです。
しかも、盧溝橋事件から、しばらくして起きた、冀東防共自治政府の共産主義に感化を受けた保安隊(中国人部隊)が通州日本人街でした虐殺行為は日本史から削除されています。このころ日本人街にいた300人中200人が殺されたそうです。この1937年7月29日、通州事件があったことを今では知らない日本人がほとんどでしょう。そんなことがあれば、当然、日本軍とて当時の首都、南京を陥落させる動機となるわけです。ここで本書は在日アメリカ軍のどこかの基地を日本が蹂躙すればアメリカが日本を滅ぼすことは間違いないとも言っています。
世界的には東京裁判は間違いであり(マッカーサーも後年認めています)「大虐殺」がなかったことを世界は知っていながら、今の日本人だけが未だに「東京裁判史観」に囚われ、世界でいいように扱われて、外交手段として利用されていることに気付いていないと言っています。日本人が日本を愛せない以上、今の日本の荒廃を止めることはできません。
戦争はどの国にとっても悲しい手段です。ただ、ここで注意しなければならないことは、戦争とは正義と正義の衝突であること、そこに一方的な正義などないことを今の日本人は気付くべきだと思います。戦勝国の正義が正当であるとは言えないのです。
日本人に対する戦後の洗脳をいいことに、中国もいい加減、過去のでっち上げを外交手段に用いず、対等に話をする時代になったのではないかと思います。日本人は日本国のため、中国人は中国のため、そして、対抗する勢力、国際金融が同じであるならば、日本と中国は今以上に協調すべきと考えます。今こそ、日中新時代を築く時と思っています。20年、30年と時間が必要かもしれませんが、東アジアの繁栄のために共に歩みましょう。