さて、ちょっと時間が経ってしまいましたが、「お金のはなし2」で税金が国家の財源ではないことをお話ししました。国家と銀行はお金を創ることができるシステムだともお話ししました。銀行には外圧による国家の制限がありますが、国家には基本的に制限はありません。国家は国内をインフレにもできるし、デフレにもできます。国内の景気をコントロールできるのは国家です。民間ではありません。今、可処分所得が記録的な下降をし続けているのは国家の失態です。それをごまかすための「国の借金」ですし、プライマリーバランスです。プライマリーバランスが国家の財政の健全性を計る根拠はどこにもないのです。事実、プライマリーバランスを指標にしているのは世界の中で日本しかないのです。
結論からいうと、プライマリーバランスは真っ赤なウソで日本を衰退させるためにでっち上げられたものあることが、みなさんもそろそろわかっていただけたでしょうか。
なぜなら、税金は国家の財源ではないからです。地方自治体の議員で「そんなことはない自治体は税金を財源にしている」という人がいたら、その人は国家というものが分かっていない勉強不足の人だと思ってください。自治体と国家が大きく違う点があるからです。自治体はお金を創ることができない点です。そんな簡単なことも分かっていない人を国会議員するのは断じてやってはならないことです。そして、そんな自治体の議員が国政を語るなどとんでもないことが分かっていただけたでしょうか。
国家はお金を創るシステムで、お金を創れるのですから「国の借金」など成立せず、創ったお金が国家の財源となり、税金は財源ではなく国家やお金を維持するためのものでプライマリーバランスの指標は真っ赤なウソということです。プライマリーバランスを掲げるような国会議員は無知か嘘つきですのでご用心ください。
事実、プライマリーバランスのため、日本の安全保障はことごとく地に堕ち今や途上国になろうとしています。しかも同じ同胞である日本人の手によって進められている事実に愕然とせざるを得ません。国賊の彼らは日本を亡国にして何を得ようというのでしょうか。
日本が占領されて80年、このまま中国とロシアへの壁としてサイパンのようにアメリカ軍の軍事列島となるのをよしとして子や孫に誇ることのできない隷属民を続けるのか、たとえ何十年、何百年かかろうとも誇り高き独立を勝ち取る気概を語り継ぐかはあなた次第です。
まずは、国家について、お金について、安全保障について学び、その学びを広めていきましょう。それは力なき我々でもできることだということを忘れないでください。
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